-はも-

歯(犬歯)が非常に発達していて「食(は)む」からその名が来たようです。
昔から「梅雨の水を飲んで美味しくなる」と言われるように、今頃から盛夏が旬でしょうか。
特に雌の方が成育が早く、今頃のハモは必ず卵を持って、脂もよくのり最高の身質です。
(成育の遅い雄はほとんど混じりませんね。)
熱帯性の魚で近海(内海)に住み、北日本にはいない。
(宮城県のほうでは穴子の太いものを「はも」とも言うそうな。)
現在市場には、各地から良質のものがたくさん入荷しています。
特に淡路産・熊本のものが人気があり、宮崎産のものはイマイチですか。


400g~1.5kg 人気のもの 3,000円~5,000円
不人気のもの 1,500円~2,800円
中国産 800円~1,500円ぐらいです。
もちろん活かしたままでも配達可能です。


<余談>
1.関東ではひとむかし(5年以上前)までは400g~700gが最も好まれて使われましたが、近頃では1.0k~1.2kのもの(脂ののりが良い)も結構人気が出て来ました。
骨切(一寸の間に24回の包丁)の技術が関西並みになったのでしょうか。スミマセン。
2.近頃「のれそれ」なるものが春先からずーっと大量に出回っております。
これは、穴子・ハモ・うなぎの幼形、レプトセファルス(柳葉状)であり、売れるからといってこれを乱獲すると今年の3月~5月の穴子の相場になってしまいますよ。
関係者の方々注意してくださいよ。

-アナゴ-【マアナゴ・ゴテンアナゴ(ギンアナ)・クロアナゴ】



私共が普段扱っているのは、マアナゴで、その中にたまにクロアナゴがまじっています。

一昔前は、ギンアナゴ(開きもの)も市場には有ったのですが、近頃はあまり見かけません(瀬戸内海が多いとか)。
前にも書きましたが「のれそれ」が売れるからと言って乱獲すると、今年の春のようなバカ相場になります。
マアナゴ・クロアナゴの幼体(レプトセファルス)がのれそれです。
◎しかし今年は、この時期になって東京湾(いわゆる江戸前)の漁模様が良いようです。
とにかく梅雨の雨を飲んだ穴子は、うまい!うまい!
特に大きな河川が流れ込む内湾は格別。

○江戸前(横須賀・小柴・船橋・富津)
 (小)k1,800円~2,000円
 (中)k2,300円~2,800円
○常磐物
 (中)k2,000円~
 (大)k2,000円~
○韓国物…今は使うのをやめましょう。

私は白焼した穴子を本ワサビと割り醤油少々で。最高ですね!塩で食するのもグー。
太目の穴子の切り落とし(ハモと同じように)を梅肉でも美味。一度おためしあれ。

<余談>
昔の人はアナゴ(マアナゴ)のことを「ハカリメ」と言っていました。
アナゴの体側の白色点列が棒秤の点に良く似ているから。おしゃれですね~。
そういえば、東京湾に今でも体調1m以上10kg以上のクロアナゴが住んでいます。
金沢八景の「野毛屋」に頼めば釣らしてもらえます。
その引きはブリ級ですよ。